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令和5年 ~お盆法要~


今年も盂蘭盆会(お盆法要)を行いました。


当日は気温も35℃近くとなり、暑い中での法要となりました。そんな気温の中、240名の方々にお集まりいただきました。

ご参列いただきました皆様お疲れさまでした。

目次

法話 『アイのことば』 ~浅摩泰真 師~

今年の盂蘭盆会の法話は、厚木市温水の興教寺・浅摩泰真(あさま たいしん)師から『アイのことば』の演題で頂戴いたしました。
笑いあり涙ありのお話に心温まる法要となりました。
法話の一部にも引用されていました修証義第四章をご紹介させていただきます。

修証義第四章 愛語
愛語というは、衆生を見るに、先ず慈愛の心を発(おこ)し、
顧愛の言語を施すなり、
慈念衆生(じねんしゅじょう)猶如(ゆうにょ)赤子(しゃくし)の懐(おも)いを貯えて言語するは愛語なり、
徳あるは讃むべし、徳なきは憐れむべし、
怨敵を降伏(ごうふく)し、君子を和睦ならしむること愛語を根本とするなり、
面(むか)いて愛語を聞くは面を喜ばしめ、心を楽しくす、
面(むか)わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず、
愛語能く廻天の力あることを学すべきなり。

「愛語」というのは、人に出会ったら、まず子供を慈しむ様な愛に溢れた心をおこし、心のこもった言葉をかける事である。
徳のあることは褒めればよいし、徳の無い事は憐みの言葉をかけましょう。怨みを持つ敵でも降伏させたり、君子の間の争いでも和睦させることが出来ます。面と向かって愛語をかけられると顔がほころび、心が楽しくなります。
人づてに愛語を聞くと、心に深く刻まれます。愛語は天下を変える力を持っています。

新護持会発足!!

令和5年4月1日より吉川安雄会長のもと新体制での正泉寺護持会が発足いたしました。
新たな護持会役員7名が加わり7月9日の盂蘭盆会が初めての行持となりました。

 今年は、6月から気温が高く30℃を超える日が続きました。草むしりや芝刈りへ外へ出る足取りが重くなります。
そんな時、護持会の役員の方から「庭が綺麗で、いつもお参りが楽しみだよ」と声をかけてきただきました。また、朝気温が低いタイミングで掃除をしていると毎朝散歩で正泉寺を通られる方が「お掃除を少し手伝います」とおっしゃっていただきました。それから毎朝、芝生の上の落ち葉を綺麗に拾っていただいています。
住職が心折れそうな時に支えてくださるのは、やはり檀信徒の皆様だと心底思います。

 本来、人との繋がりを大切にするのがお寺や僧侶の役割だと考えていましたが、改めて檀信徒の皆様からこのようなお言葉をいただきくと、多くの人に励まされ支えられているということに気づかされます。
 「ありがたい」と思っているつもりがいつのまにか「あたりまえ」と心が変化してしまうことがあります。だからこそ、護持会役員の皆様を始め檀信徒の方々、地域の皆様と繋がり合いながら皆で知恵を出し合い、工夫協力して一歩一歩前向きに仏道精進していきたいと思います。
 新護持会の役員の皆様、これから3年間よろしくお願いいたします。

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