曹洞宗とは?

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曹洞宗とは?

曹洞宗とは?

お釈迦様・道元禅師・瑩山禅師が確立した禅宗

今から800年ほど前の鎌倉時代、道元禅師(どうげんぜんじ)が正伝の仏法を中国で学び、日本に持ち帰りました。それを瑩山禅師(けいざんぜんじ)が全国に広め、曹洞宗の礎を築きました。
そのため曹洞宗では、この両祖様を尊び、お釈迦様(南無釈迦牟尼仏)とともに「一仏両祖」として仰いでいます。

  • 曹洞宗の教えとは?

    両祖として仰がれる道元禅師と瑩山禅師は、「生活のすべての動作を仏道にそって行い、功徳をすべての人々に行きわたらせなさい」と示しました。
    「多くのものを求める」という、人間が陥りがちな生き方を見つめ直し、「つつしみ深く、互いに思いやり、わかちあう」という考え方を理想としました。
    そのような生き方を続けることで、心豊かな社会が実現できます。

    宗旨

    宗旨

    曹洞宗は、お釈迦様から始まり、歴代の僧侶によって受け継がれてきた「正しい教え」をよりどころにしています。
    坐禅を実践し、身体と心を安らかにすれば、「仏の姿」になれる。このことを自覚することが、仏教の「正しい教え」なのです。
     
    曹洞宗では、坐禅の精神を日常生活すべてに取り入れています。心穏やかな日々を送り、人間として生まれてきたこの世に価値を見出すことを目指しましょう。

  • 仏の心とは?

    仏の心とは?

    道元禅師によれば、私たちは仏様と同じ心(仏心)を与えられて生まれてきました。
    仏心の内容は、「自分は、自分にしか果たせない、かけがえのない価値を持った存在だ」「この世のすべての生き物や物質は、等しい価値を持っている」と自覚することです。
    仏心を持っていることを忘れてしまうと、自分勝手でわがままな生活をしてしまい、苦しんだり悩んだりしてしまいます。
     
    日々の生活で、常に「仏心」を心がけましょう。そうすれば、自分の中に備わっている「仏の姿」が見えてきます。

  • 禅の教え

    禅の教え

    「禅」という言葉は、サンスクリット語の「ディヤーナ」の漢字表記「禅那」が由来となっています。
     
    禅が目指すのは、さまざまな思いや欲を捨てて、自分の「あるべき姿」になること。そのために禅の雲水(修行僧)は、目の前のことに一生懸命に取り組みます。誦経・掃除・托鉢・作務(畑仕事)・坐禅などに専念し続ければ、余計なことを考える時間がなくなり、心が研ぎ澄まされていくのです。
     
    ぜひ正泉寺「坐禅会」で、自分の「あるべき姿」を見つめてみませんか?