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謹んで新年のご挨拶を申し上げます



旧年中 
皆様にお力添えをいただきましたこと
感謝申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

目次

住職よりご挨拶

 昨年の12月3日で、私が住職を拝命してから5年の年月が経ちました。この5年間、正泉寺の釜にて粥飯を頂戴し修行をしておりますと、我々出家者を支えてくださる檀徒の方々、共に仏道を参究してくださる信徒の方々へ感謝の念に堪えません。
 さて、世界に目を向けますとロシアとウクライナの問題、ガザ地区の問題、民族間の対立・内紛により、多くの市民や子供の命が失われています。口では「平和」「安寧」と言いながらも、なぜ人間は〝集団″になると武力による解決を求めるのでしょうか。この〝集団″において、仏教では2500年前から合議制を徹底しています。僧侶が集団生活を送る際に重要視するのは「必ず人と話し合い、平等な心を持って事にあたりなさい」という姿勢です。政治の相談に来たアジャセ王にも、お釈迦様は合議制を勧めています。トップダウンでもなく、多数決でもなく、くじ引きでもなく、合議で決めます。合議制は、権力の集中を防ぎ「絶対のルール」ではなく「相対的なモラル」がある集団を形成します。そして、その決定が「正しいか正しくないか」を常に全員で監視し、提議していくことができます。現に永平寺でも開山700年の中で、多くの変革と試行を繰り返しています。
 今後の正泉寺の在り方も、仏道に則りながらも時代と関わる人々に合わせ、正泉寺で修行する出家者、支えてくださる檀徒、共に参究してくださる信徒との合議をもって、現在の行持を至心につとめて参ります。

令和8年元旦 
正泉寺住職 素堂良峻 合掌

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